インプラント
歯を失ってお悩みの方へ
人は永久歯を失うと、残念ながら二度と生え変わってきません。その為、今までは『入れ歯・部分義歯』などを用いるしか、その部分を補う方法はありませんでした。しかし、『入れ歯』だと固いものがうまく噛めない、発音がおかしい、また長く使っている間に合わなくなってガタついてきたりする場合があります。このように歯を失ってお悩みの方に、新しい治療法≪インプラント≫をご紹介いたします。
インプラントってなに?
今まで、失った歯をブリッジ・部分義歯・入れ歯等で補ってきました。インプラントは、失った自分の歯の代わりに、人工の歯根をあごの骨に埋め込み、その上に人工の歯を作製して噛み合わせを回復する治療法です。自然な歯のような機能・外観・感覚が得られ、自信を持って話し・笑い・食べることができます。また隣接する正常な歯を削る事もありません。
インプラント治療の流れ
[1] 検査と治療計画
最初に、インプラントに必要な検査を行います。診断後、治療可能であれば治療計画へと進みます。
[2] 人工歯根の挿入
CT撮影による診断を元に、局所麻酔を行い、人工歯根(フィクスチャー)を顎の骨に埋め込みます。
[3] 治療期間
埋め込み後、骨としっかり結合するまで、治療期間を設けます。(3~6ヶ月)※治療期間は骨の状態により個人差があります。
[4] 支台の連結
人工の歯を支える支台(アバットメント)を人工歯根(フィクスチャー)に連結します。
[5] 人工歯の装着
インプラントを含めた口内の全体の型をとり、その型に従い人工の歯を作製します。その後、支台の上に人工歯を装着して完成!
インプラント Q&A
- Q.治療期間はどのくらいかかるの?
- インプラントを埋入した部位や、個人によって差はありますが、3ヶ月~6ヶ月程度の治療期間が必要となります。
- Q.治療費はどれくらいなの?
- 現在は保険治療の適用になっていません。埋入するインプラントの本数など治療の内容により異なりますので、詳しくは担当医師にお聞きください。
- Q.誰でも治療は受けられる?
- 年齢的に顎の骨が完成する20歳前後から、健康な方であれば基本的に誰でも治療を受けることができます。ただし、全身疾患、妊娠中の方などはインプラント治療を受けられない場合がありますので担当医にご相談ください。
- Q.手術の際に入院が必要なの?
- 基本的には入院の必要はありません。ただし、特殊な症例の場合や、全身疾患を有する患者さんの場合には入院して手術を行うこともあります。
- Q.インプラントの寿命は?
- 患者さんのお口の中の衛生管理に大きく関係してきますので、お口の衛生状態が悪いと寿命が短くなる場合もあります。常に衛生状態を良好に保ち、担当医や衛生士の指導に従っていただく事が大切です。