失われた歯の治療

私たちの歯は、歯槽膿漏、重度な虫歯、予期せぬ怪我など、様々な要因により歯を失うことがあります。子供の歯は生え変わりますが、大人の永久歯は一度失うと、二度と生えてきません。そうした場合、総入れ歯や部分入れ歯、ブリッジによって擬似的に歯を取り戻す事が可能です。その他に、より本物の歯に近いインプラントの治療もあります。

●総義歯・総入れ歯

歯が1本も残っていない場合、総入れ歯(総義歯)による治療を行います。健康保険適応の総入れ歯は、プラスチック製しかありません。保険外の総入れ歯には、金属床やインプラント義歯などがあります。

●部分義歯・部分入れ歯

歯が抜けてしまい、ブリッジの適応とならない場合には、部分入れ歯による治療を行います。保険治療の場合には金属の「クラスプ」が付いたタイプの部分入れ歯です。

●ブリッジ

ブリッジとは、歯が抜けてしまった場合に、両隣りの歯を削って土台を作り、橋渡しをするように人工の歯を入れて欠損部分を回復するものです。その様が橋を架けるのに似ているので「ブリッジ」と呼ばれています。ブリッジは、見た目、機能的な回復も良好なため、保険治療の場合にはまずブリッジが可能かどうかを検討し、ブリッジが適用出来ない場合には部分入れ歯にします。